週間ダイヤモンドで関関同立の特集。
記事全体に受ける印象は,おそらく関東の人から見たらこうなんだろうなーという部分が半分。
あとは,意外に的を射ているなーというのが半分だ。
関東の人から見ると,東大>京大 はよいとして,
へたすると阪大≒早慶 だったり,
あろうことか阪大<早慶だったりもする。
そして,もちろんマーチ(MARCH)<早慶であり,
記事にもあるのだが,マーチ≒関関同立 という具合だ。
一方,関西から関東を見ると,
京大≒東大
あるいは,わざわざ遠くに行く気もせず,京大>東大 と考えている。
現実に北野高校から東大に行くより京大に行く方が圧倒的に多い。
これは学力が足らないからではなく,東大なんかに行くより京大が良いという判断なのだ。
同様に,同志社>早慶 という判断も圧倒的に多い。
ましてや,神戸大に合格するクラスの人間からすると,早慶は完全にスベリ止め扱いである。
(この事実を早稲田摂陵高校は理解せずに募集したため,初年度に245人募集したにもかかわらず,入学11名というギネスものの惨敗をしたのは記憶に新しい)
そういうわけで,関西において,関関同立は京大,阪大,神戸大落ちの人が行く難関私大であって,早慶より上位の人も多く,マーチなんかよりも良いイメージがある。
記事の中で,話題の中心は立命館大学だ。
この大学,かつては「痴漢,警官,立命館」などと賞賛されていたのだが,偏差値がイマイチ低いことから,受験生から軽く見られがちだった。
そこで,ナリフリかまわず入試改革をしたのが立命館大学だった。
何をしたかというと,入試方式を細分化して,各入試ごとの合格者を絞ったのだ。
すると,各入試での合格最低ラインの偏差値が上がるという仕組みで,見かけ上,偏差値が高くなるようになったのである。
受験生はその数値を見て,立命館のレベルが上がったと思い,レベルの高い受験生が集まるようになったというわけ。
その立命館が最近,ウチの塾の地盤でもある茨木市へ進出!
これで,大阪地盤の関大はもちろん,北摂エリアから多く受験生を集めていた関学も受験生を取られてしまい,今は関学が大苦戦という状況になっているらしい。
恐るべし立命館。
ただ,まあ,今のところ,同志社が一番,次に関学という序列はくずれていない。
立命館は,その2強になんとか割り込もうという状況。
残念ながら,関大が少し低く見られている。
関大は高槻市に総合情報と社会安全の2キャンパスを持っているがパッとしない。
巻き返せるのだろうか・・・
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社会安全学部の大将である河田氏が出した本,物理学的に全くデタラメなこと書いていたので幻滅した。
そりゃ学生集まらんわ。
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