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TOP塾長ブログ合格可能性の考え方

2017年02月15日 水曜日 合格可能性の考え方     ( 塾長ブログ )

合格可能性についての考え方はこうです。

一般に模試などで判定が出ますが,あれは前年度の同じ模試で,同じ偏差値帯の生徒がどの学校に何%くらい合格できたかの統計を元にしています。

たとえば,前年に同じ偏差値帯(だいたい2.5刻みくらい)の生徒がその学校を100人受けて40人合格したというデータがあれば,今年も4割くらいの生徒が合格するだろうと予測するわけです。

模試業者によって異なりますが,
Eは可能性20%以下,Dは35%以下,65%以下C,80%以下B,80%以上Aなどとします。

それで,その判定の信憑性がない例がたくさんあって,
そりゃ100人も受けたら統計的に有意(意味がある)でしょうが,去年は3人受けて2名合格しましたというデータで判定できますか?
たまたま模試の途中で体調をくずして点数が悪かった人とかが混ざっていたら,実際に100人受けたら20人くらいしか通らないぐらいの学力ゾーンかもしれないのです。
それでB判定などつけられたらたいへんですね。
逆もあります。
前年にたまたま合格者がいなかっただけで,実際はその学力ゾーンの人が受けたら合格したかもしれません。
そういう受験者データの少ない場合が結構あるので,判定はかなりの誤差を含みます。

このように,模試の点数での判定はかなり不正確です。

そこで,もっと正確な尺度があって,それはその学校の近年のレベルです。
そのレベルに達していれば合格するでしょうし,達していなければ不合格になります。
これは,学校のレベルとその生徒のレベルの両方を把握していれば可能ですが,どちらか一方だけだと測りようがありません。
ウチの塾では,その尺度も活用して生徒の可能性を判断しています。

そこで,次のような質問が多くあるのです。
「ウチの子の可能性は何%ですか?」

この質問は,基本的には無意味だと心得てください。

今,実際にこちらが把握している可能性が30%だとします。
それでもその学校を生徒が受けると言ってきたらどうなるでしょう。
ウチの塾としては,その可能性を高くする方向に指導します。
というか,合格する可能性を極力100に近づけようとするわけです。
実際にはなかなか全員にそうはうまくいきませんが,本人の強い意志があれば悪くても五分五分以上には十分なると思って指導内容を練るわけです。

その学校だと30%ですと本人や親に通知したとしましょう。
じゃあ,確率70%の別の学校を受けますと言うかもしれません。
すると,その70%の学校に合格する可能性をさらに100に近づけるべく指導します。
ところが,本人たちは70%と聞いて気をぬくかもしれません。
集中力を欠いて最後にうっかりミスを連発する可能性も増えます。
かえって難しいとされた学校を必死で頑張って受験する場合と,受験当日の可能性は変わらない状態になっているかもしれないのです。

安易に低いレベルに落とすと,必死の頑張りができないので最終的な学力は高くなりません。
そういう心配もあるので,可能性があれば頑張る。
それだけでよい気もします。

ほぼ合格可能性が9割以上と思っていても,本人には「五分五分以上はあると思うけどなぁ・・・」と言うかもしれません。
可能性2割と思っていても本人には「五分五分にはなると思うけどなぁ・・・」と言うかもです。

じっさい,合格はするかしないかの2択なのです。

どちらを取るかは本人次第。
必死で取りにいけば,どこでも五分五分くらいにはなりますし,甘く見ていると足元をすくわれるので五分五分以下になるかもです。

ウチの塾がやるのは,どの生徒もそこに合格する可能性を高くする学習内容を与えること。
ただそれだけなので,どの生徒の受験も楽しみ以外何もありません。

よく不思議がられるのですが,合否の発表はほとんど気になりません。
どちらでもいいからです。
こっちも最善を尽くして,本人も最善を尽くしたのですから,それで合格ならよし,不合格は仕方ないです。
というか,そう,もっとああすれば良かったなどと後悔しないように当日まで過ごさせ,やり切った気持ちで合格発表を迎えられるようにしているのです。


そういうわけで,親御さんこそそういう心境でお子さんの受験を迎えて下さい。
おそらく最良の塾で勉強して,合格可能性を高めるべく本人は頑張っています。
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それ以上,何ができて何を望むのでしょうか?




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