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TOP塾長ブログ将棋から学ぶこと

2017年05月12日 金曜日 将棋から学ぶこと     ( 塾長ブログ )

今日も中学生がプロになって連勝記録を伸ばしたとか。

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取り上げられるのはプロとしてはうれしいことだろうが,いちいち昼飯に何を注文したかを話題とされるのは本意ではあるまい。

まあ,ワイドショーがいかに低俗なものかを日々証明されているようなものだが,一方で,将棋が注目されるのはこの国全体にとって良いことではないか。

今の子たちの何割が将棋を指せるのだろう。

駒の動かし方すら知らないような気がする。

我々の世代のイメージでは男子の8割9割は必ず将棋を指せたと思うのだ。

将棋をやっていると,いろいろな「賢さ」が育ってくる。
王手,王手,ばかりで王将が取れるなら苦労はない。
3手先,5手先を読んで,相手が自分の思うように動いてくれるように考えていく。
そして,相手が「参った」となれば,そこには達成感がある。

今の子たちがやってるゲーム機がどんな仕様かわからないが,いきなり殺人ビームを浴びせて,効けば相手が倒れて,効かない場合は残念でしたというような単純な戦いでは,賢さが育たないように思う。

将棋には戦術を練るという力が不可欠なのだ。

それで,将棋をやっているのと同じ感覚で取り組めばよいものが世の中にたくさんあることに気付く。

昔,書いたかもしれないが,テニスなど全く将棋と同じ感覚だ。

いきなり猛スピードのサービスエースばかりで得点できれば苦労はないが,実際は1本で決めようなどと思ってやっていると簡単に負けてしまう。
1本目はそこに,返ってきたら次はあそこに打てばこっちが空くので,そこへ決める,みたいな5手詰はよくあるパターン。

理科でも,この物質とこの物質はいきなりは反応しないので,まず他の物質と化合させておいてから反応させるみたいなこともある。

数学など,いきなり答がでないものばかりだ。
だから戦術を考えて,まず式変形して,最終的に答がだせるように工夫していくのはまさに詰将棋と同じなのだ。

数学や理科が面白くないなどというのは将棋の楽しさを知っている者からすると考えられない。

小学校の授業で「将棋」を必修科目とするというのはどうだろうか。




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