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TOP塾生への連絡偏差値5上げるのに何時間かかるか知ってる?

2012年10月11日 木曜日 偏差値5上げるのに何時間かかるか知ってる?     ( 塾生への連絡 )

トップページの受験生の方へ欄に入力した記事をここにも掲げておきます。(長文です)

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保護者の方や生徒からよく相談を受けるので,特定の高校限定のアドバイスを書いておきます。

対象高校は「三島」「槻の木」とします。一部,「高槻北」や「春日丘」にも当てはまる場合がありますが,学校全体の雰囲気として顕著な傾向があるので2校の生徒を対象に指摘しておきます。

これらの高校の生徒は大きく2つに分かれます。
一つ目は国公立大学を志望する生徒。二つ目は関関同立を志望する生徒です。
それ以外はほとんどいません。
国公立を志望する生徒がさらに2つに分かれます。
国公立大学に合格する生徒と合格しない生徒です。
なんだ,当たり前やん,と思うでしょうが,結果的に合格と不合格に分かれるのではなく,志望した段階でほぼ決まっています。
前者,つまり合格する生徒は,国公立大学に行くと決めている生徒です。したがって,関関同立などには興味がありません。全く魅力を感じないと言ってもいいです。だから国公立大学に合格するのです。
後者,つまり合格しない生徒は「できたら行きたい」くらいの気持ちです。しかも,関関同立にはすごく魅力を感じていて,最低でも関関同立には行きたいと思っています。だから結局は私立向けの勉強しかしません。国公立大に合格するはずはありません。

さて,関関同立に行きたい生徒も2つに分かれます。
コツコツ学力をつけて合格する生徒と,3年生くらいになって急に頑張って合格する生徒です。
コツコツやって合格しようとしてもできないタイプがいます。
コツコツやるのはじっくりと力をつけるのですが,せっかちな人はそれが待てません。
過去,ウチの塾にせっかく来ても三島高校や槻の木高校の生徒の多くが長続きせずにやめてしまいます。
どうやらすぐに結果が出ないからのようです。
週に1回か2回,90分の演習をするだけで,目覚ましく成績が上がるなどと思って入塾したのでしょうか。
そんなに簡単に成績が上がったら誰も苦労しません。
あくまで,塾の授業をきっかけにして,日日の努力もさらに増やしていけば半年か1年後にしっかりとしたベースができてくるのだと思います。

おそらく中学の時の感覚で,少しやればすぐに挽回できると考えているのではないでしょうか。
たぶん中学内容なら20時間くらいでほぼ追いついたのだと思います。
2時間の勉強を10回やれば,かなりの単元を征服できますから。
高校の内容はそうはいきません。なのに中学の感覚でちょっとやったらできると思っているのです。
実際のところ,高校の単元は50時間単位で演習しないと偏差値が上がったと実感できるほどにはなりません。
およそ50時間でその科目の偏差値が2.5上昇する程度です。2.5上がっても,実感としては薄いでしょう。
ウチの塾で50時間の演習をするには,週1回ペースだと8か月以上かかります。それで「やっているのに学力がつかない」という感覚になるのです。
これが週4回の通塾になっても2か月かかって1科目の偏差値が2.5くらい上昇するだけです。
「こんなにやっているのに学力がつかない!」という原因は,「こんなにやっている」という感覚が間違っているからなのです。
「こんなにやっている」ではなく,「それっぽっちしかやってない」のですから。
このように,高校で偏差値を上昇させるのはかなりしんどいです。
言い換えると高校入学時点でほぼ偏差値が決まっていて,それを逆転するには相当の勉強時間をかけないとダメということです。
その学校にはその学校なりの「普通」があります。
普通の生徒はこれくらいの勉強量だということが学校ごとにあるのです。
三島,槻の木高校では,毎日1時間の勉強が普通だったりします。
ところが,茨木高校や北野高校の生徒は毎日2時間が普通だったりするのです。
三島,槻の木高校で毎日1時間半の勉強をしていれば,普通よりもよくやっている感覚でしょう。
ところが,もっと上位の高校生はさらにたくさんやっています。
塾で少々やっても上位校の生徒と同じかまだ少ないのです。
偏差値は相対的に上か下かの話ですから,それでは偏差値は上がらず,現状維持かヘタすると下がります。

もう一つ顕著な傾向。高校の定期考査を気にしすぎです。指定校推薦をはじめから狙っているのならOKですが,そうでないのなら学校の勉強は自分の実力をつけるためにやるのであって,点取り虫になっては意味がありません。公立高校を受ける時に内申点をかせがねばならなかったのとは違うのです。長期的な観点から本物の学力をつけるという発想で勉強をしないと受験には向きません。定期考査をその場しのぎとして勉強している生徒が三島や槻の木の生徒に多く見られます。だから,考査前に塾を休むなどという「暴挙?」に出たり,考査対策をやってくれないという不満になって塾を辞めるという人も出てくるわけです。
塾を辞めた生徒がその後どうなったか知りません。
短時間の勉強で目覚ましく成績が上がる「夢のような塾」を見つけて,志望大学に現役で合格してくれているのを祈るばかりです。

合格レベルに達する唯一の方法(ウチの塾での方法です。ウチは「夢のような塾」ではありません。)
志望大学の合格最低ラインの偏差値を知る。
自分の偏差値を知る。
国立なら英数国社理の偏差値の差を求める。
その差÷5に100をかけた時間を今の勉強時間にプラスすれば合格ゾーンに行ける。

 (例)簡単のために全教科偏差値60が必要だとします。
    自分の偏差値が全教科とも55だとします。
    差は5ではなく5×5教科=25と算出します。
1科目の偏差値を5だけ縮めるのに100時間の勉強が必要です。
25ですから25÷5×100=500時間必要ということです。

毎日2時間の勉強を現状にプラスすれば365×2=730時間ですから余裕でクリアします。
ところが毎日1時間のプラスでは足りません。
ウチの塾で週5回×90分×48週で1年間どれくらいかというと,360時間です。
これでも500時間に足りませんが,オール55だった人なら57,58,58,60,60くらいの成績になって,志望校がねらえる位置に近づきます。

だから国公立を目指すなら時間をかけて狙えるようにするしかありません。
高2の途中に来て,週に1回や2回塾でやるだけでは話にならないのがおわかりでしょうか。

逆にここに書いた時間の勉強をしっかりやれば合格レベルに達します。
合格するとは書きません。合格しておかしくないレベルです。合格するかどうかは模試の偏差値とは別の要素があります。体調とか運不運も実際にはありますから。

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