今すぐ資料請求

  • はてなブックマークに追加
  • del.icio.us に登録

TOP塾長ブログ夏の風物詩

2014年07月22日 火曜日 夏の風物詩     ( 塾長ブログ )

「夏期講習はじまりました。」
「冷やし中華はじめました。」と同じくらい季節感のある言葉だなぁ〜

他の塾はよく知らないのだが,密度の濃さと分量を考えるとかなりキツイ夏期講習だと思われる。
今年もどうしても来られない(たとえば吹奏楽部)以外の受験生ほとんどが受講してくれている。

img1
  ↑
今日の風景(といっても普段の授業とほとんど同じ・・・)

長年の調査と経験ではじき出した高校生の偏差値と学習時間の関係によると,自然状態と比べて,いかにハッパをかけて勉強時間を増やすかが偏差値と比例する。
今まで毎日1時間の勉強だった者が,今日から3時間に増やしたとしよう。
その増えた2時間分が偏差値を上昇させるのだ。
そして,その増えた時間を積算して,50時間になったら1科目だけなら偏差値が2.5ポイントほど上昇する。
100時間なら5ポイントアップだ。
しかし,1科目50時間という話だから,3科目の偏差値を5ポイント上げるには300時間の増分が必要なのである。

この夏期講習はフル出場すると毎日正味9時間×27日=243時間である。
300時間には全然足りないのだ。
だから,これだけ頑張ってもたとえば偏差値が,
英語47.5
国語45.0
日本史47.5
みたいな生徒は講習後に,
52.5(5ポイントアップ)
50.0(5ポイントアップ)
50.0(2.5ポイントアップ)
のように伸びるのが期待される?

冷静によく見て欲しい。
その偏差値で関関同立は難しいよね。

この倍くらいやってもまだ合格圏ではない。

しかも,人の話はよく聞かないといけない。
どのように算出したかだ。
自然状態に比べてどれだけ増やしたかが偏差値アップにつながる。
そりゃそうでしょ。
現状も少しはやってるんだから,それが自分の学力をキープしているのだ。

てことは,夏の間にやった学習時間全部が偏差値アップにはつながってはいない。
仮に講習に来なかったとしてもボチボチやってるはずで,その時間数は引き算しないといけないわけ。

夏期講習で243時間やるのだが,自然状態では100時間くらいしかやらないかもしれない。
その差143時間分が偏差値アップにつながる。
だから,3科目の偏差値が2.5くらい上昇するのが平均的な伸びだ。

もちろん,個人差があるのでもう少し伸びる者もいれば,ほとんど偏差値が変わらない者もいる。
「偏差値が変わらなかったら夏期講習の意味ないじゃん!
高い金払ってるのに!金返せ!」
と言われるかもしれない。

そりゃ,模試の偏差値はすぐに上がるとは限らないが,確実に学力はアップしている。
いきなり偏差値10アップとかを期待するのがおかしいのであって,少しは志望校に近づいているのである。

それに加えて,講習を受けることで長時間集中して勉強する身体が造られるのだ。
人間,慣れというものがあって,はじめは辛くてもそのうちそれが当たり前の状態になる。
そして,それを継続することによって,自信が芽生えてくるのである。

これは今後の人生においても大きなアドバンテージになる。
昨今,就職したはいいが,3か月で辞めてしまう社員が多いと聞く。
なんのことはない。
長時間はたらいたことがなく,こらえ性がないというか,辛抱ができないのだ。
2〜3時間何かやったらすぐに休憩したくなる。
3時間も続けて勉強したことないし。
そんな新入社員は1日8時間も労働できるはずがないのである。
実際は8時間で労働が終わるはずもなく,1日14時間くらい働くのが新人の標準だろう。
そういう頑張りが効くのはやはり厳しい受験勉強をくぐり抜けてきた層なのだ。

ウチの塾の夏期講習を完遂できないようでは,将来に普通の会社に就職できないし,できたとしてもすぐに辞めるにきまっている。
逆に,ウチの塾の夏期講習を乗り切れる生徒は,就職してもなんとかやっていける人間になっているだろう。
黙って座って勉強しているというのは,なんと楽ちんな労働なのだろう。
この労働をしんどいと言ってるようでは,本当に就職しても役立たずになってしまう。

目先の偏差値など,どうでもよくなってきた。
とにかく集中して頑張るべし。





にほんブログ村 受験ブログ 高校受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村


にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ
にほんブログ村

 

 

尾崎塾 富田教室

電 話

受付時間

6:00〜21:00

定休日・備考

火曜日・日曜日

住 所

〒569-1145

大阪府高槻市富田丘町7-10-1F

交 通

JR東海道線摂津富田駅 徒歩5分 阪急富田から5分

ページトップへ