今すぐ資料請求

  • はてなブックマークに追加
  • del.icio.us に登録

TOP塾長ブログ推薦入試の実情

2014年09月01日 月曜日 推薦入試の実情     ( 塾長ブログ )

大学の推薦入試について,もう少し詳しく見ておこう。
img1
大学側からすると,学生の数を早期に確保したい。
それだけの理由で実施されている。

何も理由なく合格させるわけにいかないので,高等学校の成績評定を点数化して合格させることが考えられた。
評定を50点,英語100点,国語100点みたいな配点で合否を決めるのが主流だった。
ところが,程度の低い高校の評定4.5が,ハイレベルの高校の評定3.5よりも格段に劣っているなど,高校ごとに差が大きい。
だったら,評定は点数化せず,学力試験だけにしよう。
かくして,何のことはない,時期が早まった一般入試と言ってもよい状態になっているのである。

昨今では出願に特に条件はなし。
校長の推薦書も不要。
併願OK
こんな推薦入試が関西では主流だ。
どこに「推薦」の要素があるのだろう?
「自己推薦」という意味不明の推薦もあるようだ。

関東の大学を受験する場合は注意したい。
まず,学校の成績評定の基準がある。
3.3以上とか3.5以上というように,基準を越えていないと出願できない。
そして,それが点数化される。
そして,学校に推薦書を書いてもらわないといけない。
さらに,その大学に合格したら必ず入学するという「専願」の場合が多い。
関西は併願が主流なのに対し,大きく違うところだ。

本来の目的の話にもどす。
大学は学生の数が欲しいのであって,来てくれたら誰でもいいのだ。
レベルの低い大学なら倍率1倍のところがかなりある。
img2
そういうところは一般入試でも合格できるので,あわてて推薦で合格しておく必要はない。
でも,推薦で合格してしまう生徒が多い。
この理由もカンタン。
早く楽になって,遊びたいだけ。

一方で,昨日も書いたが,関関同立など,誰もが行きたいと思うような大学は推薦入試をやっていない。
例外的にスポーツで全国レベルだとか,英検が準1級のように,ハイレベルの資格があれば受けられる推薦入試があるのみ。
だから,関関同立を考えている受験生は推薦入試を受けずに,一般入試でしっかりと戦えるように準備するしかない。

微妙なのが産近甲龍だ。
実際のところ,これらの大学はそこそこ難しい。
確実に合格しておきたいのなら,科目数の少ない推薦入試の方が可能性が高くなる。
ただし,関関同立志望者が合格してしまうと・・・

関西外国語大というのがある。
ここは面白いことしてる。
推薦入試で定員の6割か7割くらい,つまりほとんどを占めているのだ。
一般入試は狭き門になるので,ここを志望している人は推薦入試でぜひとも合格しておかないとダメ。
外国語大といっても,スポーツなどで府県ベスト4くらいなら英語を一言もしゃべれなくても合格できる。
ちなみに,ここは指定校推薦も乱発している。
推薦で学生を確保する「お手本」みたいな大学なのだ。




にほんブログ村 受験ブログ 高校受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村


にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ
にほんブログ村

 

 

尾崎塾 富田教室

電 話

受付時間

6:00〜21:00

定休日・備考

火曜日・日曜日

住 所

〒569-1145

大阪府高槻市富田丘町7-10-1F

交 通

JR東海道線摂津富田駅 徒歩5分 阪急富田から5分

ページトップへ