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朝日新聞社の社長が大々的に謝罪。
謝罪するにしても，気づいてから非常に遅いし，世の中の信用を失った点で，謝罪してすむ話ではない気もするが，これとて，実は昔からたくさんあったし，今でもたくさんあるし，他のマスコミでも当然あるし，他の業界でも同様のことは日常的に行われているのである。
未だに世間の多くの人は，新聞やテレビで報道されていることが真実であるかのように思い込んでいる。
実は，かなりの確率でウソが混ざっていると考えていい。
原因は２通りあって，一つは今回朝日新聞社がやったように，意図的に自分たちの思想を反映するように報道する場合。
今回の場合のように悪質でなくとも，多くの場合，全くのウソとはいえない程度にウソが入る。
最も多い手口は，発言の一部だけを切り取って掲載，あるいは放映するやり方だ。
もう一つは，各社の社員の全くの不勉強によって誤報を流してしまう例。
特にサイエンス関係の記事に多く誤りが入ってくる。
これには悪意はないとはいえ，私立文系の大学入試で理科や数学が不必要だということが遠因になっているのではないかと推察する。
こういうことは，こどもには伏せておくべきだという声もあろう。
大人のダメなところは見せたくないとか。
しかし，中学生以上になれば，そういう部分をしっかりとわかって大人になるべきだと思う。
このブログでも多く取り上げているが，学校の先生がいつも正しい行動をとっているか，正しい知識を与えているかも疑わしい。
大人を信じることは，基本的には大切だが，実際は大人が間違っていることもあると知っておくべきなのだ。
つい先日もＡ中学実力テストで，理科の先生が大間違いしていた。
「重さ」を答えさせているのに，解答用紙の単位はｇ（グラム）になっている。
よい子のみなさんは，「質量」と「重さ」はきっちりと使い分けましょうね。
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