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TOP塾長ブログ救済される欠点者のカラクリ

2014年10月06日 月曜日 救済される欠点者のカラクリ     ( 塾長ブログ )

学校は,学力をつけるところではなく,成績をつけるところ。

これが学校の本質と言っても過言ではない。

そもそも,高等学校は義務教育でも何でもなく,高校の卒業資格を与えるところだ。
高卒という国家のお墨付きがあれば,その学歴によって就職の第一段階をクリアできたりする。
求人欄に高卒以上の学歴を求める場合は結構あるのだ。

高校に学力をつけてもらうことを期待する生徒・保護者は多いだろうが,根本的に虫のいい話だ。
高校は学力をつける機関ではない。
資格を与える機関だ。
文科省の指導要領に定める内容を習得していれば資格を与える機関だ。
ただし,その習得の基準が全く曖昧で,あってないに等しい基準なのだ。
つまり,教師の裁量で何とでもなる。
だから,生徒は教師の機嫌のみうかがっていれば,資格を習得できるという仕組み。

考えてもみてほしい。
府立北野高校で行われている期末試験(平均点50点)を,府立高槻北高校の生徒が受けたら,何人が40点を越せるだろう。
阿武野高校だったらどうだろう?
つまり,高卒の資格は,かなり低いレベルでもらえるのである。
だから,たとえばその学校で欠点であっても,それより下位の学校でなら十分に教科の内容をクリアしているのであれば,単位を認定してあげてもよいではないか。
というわけで,できない生徒にはそれなりに簡単な問題を与えて点数を取らせ,そして単位を与えてあげるというのが実態なのである。

さらに,最終兵器ともいうべき,学年末の追試という制度もある。
ずーっと0点でも,この追試だけ合格すれば単位認定!
いやいや,それでも点数が取れない場合はいよいよ留年か?
ンなわけない。
何としても進級させたいのだ。
「じゃあこの課題やっといで」の一言で合格の場合もある。
それなら最初から課題やらせろっつーの!


ちょうど今日,抱腹絶倒の面白い話をうかがった。
某大阪府立M高校さんの進路講演で,「ウチの定期考査はセンター試験より難しいですから,学校の勉強をちゃんとやっていたら大丈夫です」とおっしゃっていたのこと。
じゃあ伺いますが,おたくの高校で,センター8割越す生徒さんは何人おられるのですか?
このことだけを取っても,公立高校の先生方は,生徒の進路や真の学力になど全く興味がなく,目の前の「授業の成立」しか考えていないのがおわかりだろう。
img1
センター試験が簡単だと言う人=センター試験の問題を解いたことない人なのです。
いや,もう,ホントびっくりだ。
この進路講演を聞いたM高校生は,明日からまた定期考査の試験に出るところだけを一夜漬けして,普段は平和な高校生活を送るんだ。




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