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TOP塾長ブログ国語の力

2014年11月22日 土曜日 国語の力     ( 塾長ブログ )

ウチの塾で現代文の指導をすると,このようにカラフルに色がつく。

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キーワードをつないでいって根拠にする。
そういう分析的な読み方をすると,必然的に答が見つかる。

闇雲に答を考えても正答できない。

この訓練をくり返すと入試問題での正答率が高くなる。

一般に国語は安定しないとよく言われる。
問題文との相性だとか。

そういう部分があることは否定しないが,実は世間で思われているほど大した問題ではないのだ。
ちゃんとした得点力がないから低い点数になったりする。
逆に,ラッキーでヤマ勘が当たると正答してしまう。
そういうことを多くの受験生は「相性」という得体のしれないもので納得してしまうのだ。

本当は,ウチの塾でやっているように根拠をさがせば必ずあるし,そのスキルを身に付けるといつも得点できるようになる。

ところが,このようなスキルは学校では身に付かない。

誤解のないように。
学校の国語の授業が無駄だと言いたいのではない。
その逆で,学校の授業をしっかりと受けないと,せっかく塾で根拠の探し方を教えても得点できないのだ。
つまり,根拠となる国語力は学校の授業でこそ磨かれていくのだ。

国語の先生は,教科書を使っていろんな話をされると思う。
その一言一言が各生徒の国語力を確実につけている。
国語の先生の言葉をしっかりと聞くことで,日本語に対する感性が磨かれていくのである。

なんだか,国語のできる子って,生まれつきできるようなイメージがある。
これは,母親の国語力の影響が大きい。
母親がちゃんとした日本語で論理的にこどもに接していると,自然に国語力のある子に育つ。
母親がパッパラパーのアホねえちゃんだと,その子は必然的に頭の悪い子になる。

母親の次に影響があるのが幼児教育の保育士や小学校の先生だろう。

そうして中学校になった頃には,ある程度ベースができていて,その差が生徒によって天と地ほど違っている場合があるのだ。

しかし,それで悲観するなかれ。
中学校の授業からでいいから,国語の先生の話を毎回ちゃんと聞いていると,自然に国語力がつく。
なので,真面目な生徒は高校2年生くらいになると,まあまあの国語力がついているのだ。
不真面目な生徒は国語の先生の話を聞いていないので,国語力がつかない。
それは自業自得というものだ。

さて,国語力が普通についていれば,あとは塾でその使い方を学べばいい。
それが冒頭に示したようなキーワードをつなぐなどの解き方だ。

国語のスキルで最も大切なことは「言い換えの力」なのだ。
ほとんど,これが的確にできれば高得点が取れる。

言い換えの力とはすなわち,相手にわかるように言い換える説明能力だ。


これは先日,大学の推薦入試を受けた生徒の問題。

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生物学の「突然変異」を説明したものを選ぶ。

いや,生物を選択してないので無理とかそういう問題ではない。
国語力をつかって,この文脈の中でどういう意味で用いられているかを答える。

国語力や生物の知識があっても,国語の言い換えとは何かがわかっていない生徒は間違うのである。

ようするに,選択肢の(1)(2)は,説明文に「突然」という言葉が出てくる。
突然変異を誰かにわかりやすく説明するのに,
「ある時,突然に変異することです」では説明にならない。
「突然」という言葉と「変異」という言葉が,聞き手にわかりやすく説明できることを求められているのだ。
したがって,選択肢(1)と(2)は「突然」という言葉をそのまま使っているので予選落ちといえる。

この生徒はそういう「言い換え」とは何かがわかって受験したので最初に(1)(2)を除外して考えたとのこと。

このように,現代文の問題は言い換える能力を問われている場合が多い。
そのベースになる国語力は学校で培われ,それを得点力に昇華する練習をする場所が塾なのである。






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