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TOP塾長ブログ赤本に関する薀蓄あれこれ

2015年01月28日 水曜日 赤本に関する薀蓄あれこれ     ( 塾長ブログ )

ウチの塾の本棚の一角に,かなりのスペースを割いて赤い本がぎっしり並んでいる。

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コレ,だいたい一冊いくらすると思います?

まあ,ざっくり2000円というところ。
定価¥1980+税が多い。
ところが,少しぶ厚めのは¥2100だったり¥2200だったり・・・

ところが,ところが,おかしなことに,非常に薄いやつも¥1980なのだ。
薄いから安いとはならない(笑)。

さらに,どういうわけか,私立医学部系統は¥3600とかの高値だ。
えげつない商売だな。

塾に置いてある赤本の中には,某古本屋の値札がついたままのモノも・・・
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およそ半額で,春にたくさん出回る。
ただし,書き込みがなされてあるモノもあって,残念なことも・・・


赤本って,過去何年分載っているのか?
不思議なことに,まったく決まっていない。
バラバラもいいとこ。
過去2年分しかないのもあれば過去7年分載っているのもある。
そして,去年まで過去6ヵ年だったのが今年は5ヵ年になったりもする。

同じ大学でも複数発刊される件。
まあ,文系と理系で分かれるのもあるし,国公立なら前期と後期は別冊になる。
関関同立のように,たくさんの学部がある場合は,法・経済・商と文・社会・外国語などでてきとーにくくって別々に売っている。
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さらに全学部日程は別冊だったりするので,たとえば同志社大学だけでも7種類ある。
それで,衝撃的なのは,そのくくり方が結構コロコロ変わったりする。
ずーっと同じくくり方をしてくれれば,過去3年が載っていれば,3年に1回買っていけばだいたい過去問がすべてそろうのに,くくり方が変わると買わざるをえなかったりする。
学部の新設や入試方式の変更などもあるので,ある程度は仕方ないが,これは毎年買ってもらえるようにするための策略かも?

文系と理系,前期と後期だけのくくり方の場合は,過去6年なら6年ごとに買えばよい。
とはいえ,6年待つと最新の過去問が見られないので,結局は3〜4年で新しいのを買いたくなる。

赤本の解答解説は誰が執筆しているのか。
これは ヒ・ミ・ツ・・・・・
私立進学校の先生がアルバイトでやっている場合もあれば,大手〜中堅の予備校の先生の場合もある。
私立進学校といっても,基本は副業禁止なので,結構こっそりと執筆している先生が多いのではないか。
だいたい,年間20万円以下の執筆料なら,税務署に申告しなくてよいので学校にバレないから。
(いらんこと書いちゃったかな?)

赤本の類書に青本というのがある。
どう違うのか。
これは実際,かなり違う。
青本は最難関の大学しか発刊されない。
旧帝大と神戸大・早慶のみ。
あ,いや,駿河台大学もある(笑)
ざっくり言うと,青本の方が赤本よりも解説が詳しい。
赤本が過去7ヵ年なのに青本は同じ本の厚さで5ヵ年しかないし。
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で,執筆者はもちろん,青本の場合は駿台のトップ講師だ。
なので,その解説を読めば,それだけで相当詳しく出題された分野のことが理解できる。
赤本と青本で解答が食い違う場合もある。
論述問題などは両方買って吟味するとよいかもしれない。




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赤本は,無名大学でも発刊されているが,これは大学側が出版の費用を相当負担している。本屋に並ぶと宣伝になるからね。

 

 

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