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TOP塾長ブログ勉強は早熟が有利

2015年02月28日 土曜日 勉強は早熟が有利     ( 塾長ブログ )

春期講習の案内の最後に少し書いたのだが,勉強は早くできるようになった方が圧倒的に,桁違いに有利だ。

同じ教材,同じ授業を受けるにしても,レベルの高い人と低い人では,そこから吸収できる内容が全く違ってくる。

たとえば,ここに東海地方の地図がある。
img1
社会科の先生が地図を見せていろいろと説明して下さるとしよう。
何も知識もなく,経験もない生徒が受ける地理の授業っておそらく退屈きわまりない。

先生「ここに大井川が流れていて,この湖は浜名湖です。こっちが渥美半島でこっちが知多半島。富士山がここで,伊豆半島がコレです。静岡県がこっちで,愛知県はこっちね。」

生徒「こんなの全部覚えられない!」

普通ならそうなるはず。

ところが,サッカーの好きな少年なら,静岡がサッカーどころだと知っているし,Jのチームもたくさんある。
ああ,ここが藤枝でここが清水ね。あっ,磐田はここか。
名古屋はっと,ああ,ここね。
前に見に行った豊田スタジアムはここだな。
スタジアムの前を流れている川は矢作川・・・やはぎって読むの?
その下流でああ,明治用水って,ここからはじまってるのか。
へぇーっ

てな具合に,あらかじめ知識や経験があると興味深く地図を見ることができ,関連付けてより強固な記憶ができるのだ。


こういうことが,さらに英語や国語でも繰り返されていく。
長文に知らない単語が使われていても,読み飛ばすか文脈からなんとなく読んでそのままになる。
辞書を引かずに放置して,その単語を目にしたことすら忘れてしまう。
一方,その単語を覚えたことがある生徒なら,「えーっと,この単語何だっけ?」と記憶をたどって思い出すかもしれない。
一度そうやって思い出したらまた記憶に残って,今度はすんなり出てくるかもしれない。
思い出せなかったとしても,気になるので後で辞書を調べるとか。
また,以前に覚えた意味と違った使われ方をしているかもしれない。
ああ,こういう使い方もするんだなと理解が深まるかもしれない。

このように,単語一つとっても,知らない人間には何も残らないが,知識があればさらに深い知識になるし,何よりその長文問題の把握が容易になるので,もっと設問そのものにしっかりと取り組めることにもなる。
まったくチンプンカンプンの長文を読んでアテズッポウの解答をし,答えあわせの○付けで当たったかはずれたかの運試しをして時間を浪費するのと,長文をしっかり読解して,あれこれ悩んで解答した者が,答え合わせの解説をしっかり読んで理解を深めていくよいうような差が,日日の勉強でついていくのである。

英単語や熟語,日本語の言葉などは,早熟なのが圧倒的に有利。

入試で苦戦する生徒のほとんどがこの手の基礎力不足だ。
入試間近になって,長文が読めませんとか国語が苦手ですとくる。
いや,言葉知らないだけなんですけど。

そして,あわてて言葉を覚え始めても間に合うはずもなく,時間切れでアウト。
先の例のように,日日の授業や生活の中でどんどん取り残されていってるのだから,全く学力的に不利なことになっているのだ。

繰り返すが,勉強は何事も早熟な方が圧倒的に有利。
知識はあればあるほど有利。
昨今,知識偏重がどうのこうの。詰め込み教育がどうのこうの言う話があるが,小学校〜中学校の間に知識を詰め込むだけ詰め込んでおかないと,大学入試で圧倒的不利な状況に陥るのである。



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